漢方と子供
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- カテゴリ: 漢方の実践
子供とは健康な場合、大人以上の生命力に満ち溢れています。ところが一旦病気に罹ると、子供の方が症状が現れ易いのです。更には、子供の年齢が低い程、病気に罹り易くなる傾向があります。
とは言え、子供は自然治癒力が旺盛ですから、回復も早く薬効もよく働きます。然しながら実際には、子供の全員が生命力に溢れている訳ではありません。やはり中には、虚弱体質や冷え性、神経質等の体質を持つ子供が、存在するからです。
この点、漢方に於いては、子供の年齢と診断結果「証」とを考慮して、治療が進行されます。特に漢方の場合、「証」を決定する事が先決です。
然しながら実際には、子供相手の診察ですから、問診で正確な回答が得られない場合もあれば、子供自身が症状を言葉で充分に伝達出来ない可能性は、充分に起こり得ます。この際には、保護者等の身近な大人からの情報提供が、必要不可欠となるのです。
更には、子供は臓器等が未発達な為に、漢方医と言えども腹診等が困難となる傾向があります。従って子供自身が身体で訴える不調から、症状を察知する直感が貴重となるのです。
特に子供の病気には、急性の感染症が多い傾向がありますが、最近ではアレルギー性疾患や心身症等も急増しています。この点漢方は、慢性疾患や体質改善に適すると解釈されていますから、急性の症状には漢方の出番はないと考えられがちです。ところが実際には、風邪や下痢、嘔吐等の急性の症状には、漢方が効力を発揮するのです。
但し、気管支炎や肺炎等に進行した場合には、西洋医学の治療を優先させる必要があります。この他にも、新生児や未熟児が持つ疾患や、重症や救急処置の場合、先天性の疾患、これ等の治療を漢方で実践する事は不可能です。
以上の例外を除けば、虚弱体質や小児喘息等も、漢方の効力が発揮される分野です。何故なら、漢方薬の持つ複合的な成分が相乗効果を発揮し、体質改善や疾病予防に効果を現わすからです。
この他にも漢方には、病気自体を治療するばかりか、他の病気を予防する効果も期待出来るのです。